作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 谷埋め高盛土の地震時変形挙動に関する解析手法の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木技術資料 |
巻・号・回 | 62 12 |
発表年月日 | 2020/12/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動チーム | 東拓生(Azuma Takuo) |
土質・振動チーム | 加藤俊二(Kato Shunji) |
土質・振動チーム | 佐々木哲也(Sasaki Tetsuya) |
抄録 |
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近年の大地震において、沢部を横断する道路盛土が大規模崩壊し、震後の道路交通機能の確保に支障となる事例が報告されている1)。このような被災が生じない安全・安心な道路盛土とするためには、地震による盛土の変形挙動の把握、新設盛土の適切な設計法、既設盛土に対する合理的な耐震補強工法の開発とともに、特に既設盛土の耐震性の診断が可能な解析手法の提案が必要である。土木研究所では、谷埋め高盛土の耐震性の把握及び対策工の効果等について、遠心力載荷実験により検討を行ってきた2)。これにより耐震性向上のための締固め、排水等の設計、既設盛土に対する耐震補強法の検討とともに、特殊な室内試験や解析パラメータを必要とせず、現場で活用可能な簡易な解析手法の検討を進めている。本稿では、過剰間隙水圧の上昇を考慮して地盤剛性を低下させた上で静的な解析を行う手法(自重解析)を用いて、過年度実施した谷埋め高盛土の遠心力載荷模型実験を模擬した解析を行い、その適用性等について検討を行った。 |