作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 地方小河川の河川管理の現状分析-長崎県の準用河川を対象に- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第65回水工学講演会 |
誌名 | 水工学講演会 |
巻・号・回 | 76 2 |
発表年月日 | 2020/11/04 ~ 2020/11/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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自然共生研究センター | 坂本貴啓 |
株式会社建設技研インターナショナル | 篠崎由依 |
島根大学 | 佐藤裕和 |
筑波大学 | 白川直樹 |
河川生態チーム | 中村圭吾 |
抄録 |
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準用河川・普通河川は市町村が管理し,さらに前者は二級河川に準じた河川管理が求められる.しかし,一級水系や二級水系に付属する河川と,単独水系とでは管理方法や管理者の負担が異なる.本研究では単独水系を多く抱える長崎県を対象に,河川の統計分析,市町村へのヒアリング,現地調査を行い,自治体管理の単独水系の抱える現状と課題・工夫を明らかにした.県内市町村の河川管理タイプは単独型6割,付属型2割,管理不要型2割であった.人員の不足や全延長の点検が困難等の課題に対し,様々な工夫を講じているものの,河川法が求める管理を管理者だけで行うことは困難である.一方,住民の積極的な維持管理が重要な役割を果たしていることが分かった.こうした河川では,住民の河川管理を活用する制度導入とともに,河川管理情報の共有化が必要である. |