作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 実河川における基準面浮遊砂濃度算定式の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 水工学論文集 |
巻・号・回 | 76 2 |
発表年月日 | 2020/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土研水文 | 萬矢敦啓 |
高知工業高等専門学校 | 岡田将治 |
抄録 |
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本研究は実河川の計測結果を用いて基準面浮遊砂濃度算定式を検証するものである.検証した算定式は芦田・道上式,Lane & Karenske式,原田らの式である.観測結果はブラマプトラ川でADCPや流砂観測から得られたものである.実河川の浮遊砂の挙動は平衡と非平衡が混在している.一方でこれらの算定式は平衡状態を仮定して構築されている.本稿は平衡状態を満たしていると考えられる計測結果を採用した.流砂の採取結果からウオッシュロードと浮遊砂を河床材料から分類し,河床近傍の土砂濃度を2.8×10-4 [m3/m3]と定義した.得られた水理量と浮遊砂モデルで予測した結果,原田らによるモデルが最も観測結果に近い値を示したが,それでも観測結果と両者の差は10倍程度の違いがあった. |