作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 河川水辺の国勢調査への環境DNA導入に向けた取り組み |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 2021年度学会大会 (第4回大会) |
誌名 | 環境DNA学会第4回大会 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2021/11/20 ~ 2021/11/21 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国土交通省 | 信田智 |
国土交通省 | 大角一浩 |
国土交通省 | 天羽淳 |
河川生態チーム | 中村圭吾 |
河川生態チーム | 村岡敬子 |
抄録 |
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河川における生物の生息種や生息位置等の情報は、多自然川づくりを行う際の最も基礎的かつ重要な情報である。国土交通省では、平成2年度より河川水辺の国勢調査(以降 水国)により、これらの情報の把握を進めている。近年、環境DNA分析技術の進展・普及に伴い、河川や湖沼の水から河川に生息する魚類の情報をより詳細に把握することが可能となっている。令和元年度に、過年度における環境DNA実態調査を行った結果、直接採捕と環境DNA確認種の間に7割程度の整合結果を得た一方で、採水地点の選定や採水-分析・解析に至る手順が一律ではなく、これが結果のばらつきにも関与していると考えられた。このため、従来の直接採捕による調査に加え、環境DNA調査を併用した魚類調査を実施していくための課題を抽出し、その対応策を検討するための広域な調査を実施している。国土交通省における本調査における取り組みと、これまで得られた成果の概要を報告する。 |