作成年度 | 2021 年度 |
---|---|
論文名 | LC-TOF/MSによる化学物質の網羅分析およびメタボロミクスによる下水処理水のメダカの成長,産卵影響に関する水質・生体影響マーカーの探索 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第58回環境工学フォーラム |
誌名 | 第58回環境工学論文集 |
巻・号・回 | Vol.77,No.7 |
発表年月日 | 2021/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 北村友一 |
エンテックス | 阿部翔太 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 厚朴大祐 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 山下洋正 |
抄録 |
---|
本研究では,下水処理水の魚類繁殖に関係する水質・生体影響マーカーの推定のため,二次処理水,担体処理水を曝露水としたメダカの成長試験,成長したメダカ肝臓中内在性代謝物のターゲットスクリーニングおよび成長したメダカの産卵試験を行った.合わせて曝露水の一般水質分析と飛行時間型質量分析計による化学物質のノンターゲット分析を行い,成長,産卵の観察項目および内在性代謝物と水質項目を統計学的手法で解析した.産卵実験において,二次処理水曝露区で受精卵数,受精率の低下が見られた.雌魚は雄魚よりも代謝物質の変化が大きく,特に, Phosphocreatineは二次処理水曝露区で高くなった.生体影響と水質との解析から,受精卵数はNH4-N,LC-QTOF/MS分析から抽出されたm/z 362.1523の特性を有する化学物質と,受精率はEx:345nm/Em:430nmの蛍光強度とm/z 517.0774との相関が高かった. |