作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 質量分析に基づく環境試料中化学物質の自動探索システム開発の試み |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 第24回日本水環境学会シンポジウム |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2021/09/14 ~ 2021/09/15 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 水環境研究グループ水質チーム、現:岐阜大 | 鈴木裕識 |
鹿児島大学大学院・理工 | 高梨啓和 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 村田里美 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 對馬育夫 |
いであ株式会社 | 澤井 淳 |
抄録 |
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高分解能LC-MSや四重極型GC-MSの普及が進み、環境汚染物質の高感度で選択性の高い定量分析が普及した。これらのMSは、定量分析に加えて網羅分析が可能であるが、網羅分析の普及の度合いは定量分析と比較して低い。網羅分析のためのソフトウエアが数多く市販されている状況を考えると、普及の度合いが低いのは、1)ソフトウエアの使用方法が複雑なこと、2)環境汚染物質に特化したデータベースに乏しいことが原因と考えられる。これらの原因を除去できれば、サンプル中から検出された可能性がある物質を網羅的に抽出し、対象物質を絞った上で、検出を確認することが容易となる。そこで本研究では、流入下水に含まれる硝化阻害物質の探索を目的に開発された自動探索システムを発展させて、硝化阻害物質に加えて、化審法対象物質、化管法対象物質、生態毒性物質、水道水かび臭・生ぐさ臭原因物質を自動的に探索するシステム(以下、システム)の開発を試みた。 |