作成年度 | 2021 年度 |
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論文名 | 2016年熊本地震で被災した熊本県道28号線・道路インフラの被害分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第12回インフラ・ライフライン減災対策シンポジウム |
誌名 | 第12回インフラ・ライフライン減災対策シンポジウム |
巻・号・回 | 12 |
発表年月日 | 2022/01/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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筑波大学 | 山本 翔吾 |
筑波大学 | 庄司 学 |
国立研究開発法人土木研究所構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ | 大住 道生 |
国立研究開発法人土木研究所構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ | 中尾 尚史 |
抄録 |
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熊本県道28号線は,物流や人命救助という観点から,熊本市と阿蘇郡を繋ぐ重要な道路インフラである.2016年に発生した熊本地震により,熊本県道28号線沿いにある構造物に甚大な被害が生じ,道路インフラとしての機能を失うという事態が発生した.被災した橋梁のひとつである大切畑大橋においては,橋脚躯体や床版にひび割れが生じ,積層ゴム支承の破断,桁の移動,各橋脚の残留変位などの被害が生じた.これらの被害は,長周期地震動,地表断層変位,地盤変状の複合的な作用によるものであると推測されており,本研究はこのような複合的な作用を受ける橋梁の被害発生メカニズムの解明を目的としている.ここでは,橋梁-地盤系のFEモデルを構築し,線形動的解析を実施することで強震動に含まれる長周期パルスが対象橋梁に及ぼす影響について考察した. |