国立研究開発法人土木研究所

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発表 現地計測と数値解析に基づく山岳トンネル補助工法の効果に関する一考察

作成年度 2018 年度
論文名 現地計測と数値解析に基づく山岳トンネル補助工法の効果に関する一考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成30年度国土交通省国土技術研究会
誌名 国土交通省国土技術研究会
巻・号・回
発表年月日 2018/11/01 ~ 2018/11/02
所属研究室/機関名 著者名(英名)
トンネルチーム菊地浩貴
トンネルチーム日下敦
抄録
山岳トンネル工法では,掘削時の切羽安定対策や周辺環境保全を目的に補助工法が用いられる場合があり,不良地山区間等で多用される.長尺鋼管先受け工法など,本来は施工時の一時的な天端の安定の確保を目的としてトンネル縦断方向に施工される補助工法に対して,地山条件など多くの仮定を含む簡易な横断方向の二次元解析結果を根拠に,構造体としての変位抑制効果があると解釈し,変位の抑制効果を積極的に評価する傾向も散見される.しかしながら,数値解析の結果と実際のトンネルの変形との整合については不明確な現状であると考え,補助工法による変位抑制効果を設計に見込むことには,力学的な観点でさらなる検討が必要であると考える.そこで本研究では,天端安定対策と切羽安定対策に着目し,過去の現地計測データを用いた変位発生傾向の分析を行う.さらに数値解析で補助工法の有無による力学的な挙動の違いを分析し,補助工法による変位抑制効果について基礎的な検討を行う.
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