作成年度 | 2018 年度 |
---|---|
論文名 | 河川管理の現場への環境DNA導入に向けて |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 三春ダム竣工20周年記念事業 さくら湖自然環境フォーラム2018 応用生態工学会仙台 東北地域研究発表会 |
誌名 | 三春ダム竣工20周年記念事業 さくら湖自然環境フォーラム2018 応用生態工学会仙台 東北地域研究発表会 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2018/11/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
河川生態チーム | 鈴木 宏幸 |
河川生態チーム | 村岡 敬子 |
河川生態チーム | 中村 圭吾 |
抄録 |
---|
環境DNAを活用した生物調査は、生物を直接捕獲することなく、その情報を得ることができる技術として近年注目されており、国土交通省の提言「持続性ある実践的多自然川づくりに向けて」においても例示として記載され、今後の河川管理の現場において、その活用が期待されている技術である。環境DNAを分析するために必要とするサンプルは調査区域の水のみであるため、調査を容易に実施できる。その一方で、サンプル中の微量な物質を計測する必要があることから、河川管理の現場における実用化を図るためには、サンプルや結果の取り扱いなど生物学・分子生物学・河川工学などの幅広い観点から検討を行う必要がある。そこで土木研究所では、環境DNAを実務に展開するために、サンプルをどのように採取、保存するのかといった基礎的な検討を行ってきた。さらに現地の状況や求める成果に応じた調査計画の立て方などを検討するために、民間コンサルタント会社と共同研究を実施している。本発表では、これら環境DNAに関わる土木研究所の取り組み、および現在進行中の事例として河川における回遊性魚類の移動と存在量の把握を目的とした調査を紹介する。 |