作成年度 | 2018 年度 |
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論文名 | 下水処理過程におけるTiO2 粒子の物質収支と粒径100 nm 未満の成分比率の把握 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第52回日本水環境学会年会 |
誌名 | 日本水環境学会年会講演集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2019/03/07 ~ 2019/03/09 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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中央大学 | 山形仁紀 |
水質チーム | 鈴木裕識 |
水質チーム | 對馬育夫 |
中央大学 | 山村寛 |
中央大学 | 渡辺義公 |
抄録 |
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粒径1 ~ 100 nm のナノ粒子のうち、酸化チタン(TiO2)ナノ粒子は紫外線散乱効果を有し、透明性が高いため、日焼け止め化粧品等に多く使用されている。一方で、藻細胞に付着したTiO2 ナノ粒子が日光を遮断し、成長を阻害する可能性も示唆されており、水環境中に放出されたTiO2 ナノ粒子が生態系に与える影響が懸念されはじめている。TiO2 ナノ粒子の環境影響評価を実施するにあたり、実下水中に含まれるTiO2 ナノ粒子の定量の他に、排出されたTiO2 ナノ粒子の下水処理過程における除去・低減挙動を明らかにする必要がある。特に国内の下水処理場を対象としてTiO2 ナノ粒子を定量した事例は未だに存在しないため、実態の把握が急がれる。本研究では国内の下水処理場におけるTiO2 粒子の物質収支の把握と粒径100 nm 未満のTiO2 ナノ粒子の定量を目的とした。 |