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論文投稿 水環境中におけるマイクロプラスチックの粒径に着目した微量有機汚染物質の吸着特性

作成年度 2018 年度
論文名 水環境中におけるマイクロプラスチックの粒径に着目した微量有機汚染物質の吸着特性
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 土木学会論文集G(環境)
巻・号・回 Vol.74, No.7
発表年月日 2019/03/29
所属研究室/機関名 著者名(英名)
京都大学雪岡聖
京都大学田中周平
京都大学鍋谷佳希
水質チーム鈴木裕識
京都大学藤井滋穂
抄録
近年,水環境中のマイクロプラスチック(MPs)を輸送媒体とした微量有機汚染物質の水生生物への悪影響が問題視されている.本研究では水環境中におけるペルフルオロアルキル酸類(PFAAs)および多環芳香族炭化水素類(PAHs)とそのハロゲン化体類(X-PAHs)のMPsへの吸着特性の検討を主目的とした.特にMPsの粒径に着目し,1)MPs標準品を用いた吸着試験,2)2017年10~11月に琵琶湖・大阪湾における表層水中のMPsへの微量有機汚染物質の吸着量の存在実態の調査を行った.MPsの粒径が小さくなるにつれて,単位重量あたりのPFAAs, PAHs, X-PAHsの吸着量が多くなる傾向が示され,粒径数十 μmのMPsでは浮遊物質より吸着量が多くなる可能性が示唆された.また,環境中の作用によりMPsが劣化し表面積が大きくなると,PFAAs, PAHsの吸着量がさらに増加することが予想された.
本文表示【https://doi.org/10.2208/jscejer.74.III_527】
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