国立研究開発法人土木研究所

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発表 メダカ拡張一世代繁殖試験による高度下水処理水の魚類個体群存続評価

作成年度 2018 年度
論文名 メダカ拡張一世代繁殖試験による高度下水処理水の魚類個体群存続評価
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第55回環境工学フォーラム
誌名 第55回環境工学フォーラム講演集
巻・号・回
発表年月日 2018/12/17 ~ 2018/12/19
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水質チーム北村友一
水質チーム服部啓太
水質チーム平山孝浩
小川文章
抄録
下水処理水放流先の魚類保全のためには、下水処理水の魚類影響を個体群存続可能性の観点から評価しておくことも重要となる。個体群存続可能性は、産卵数、ふ化率、稚魚・成魚の生残率、性比に関する係数を実験的に取得し、個体群存続モデル解析から評価できると考えられる。高度下水処理水に対しメダカのF0世代の産卵実験、F1世代のふ化実験、成長実験、産卵実験、F2世代のふ化実験からなるメダカ拡張一世代繁殖試験を行い、雌一匹当たりの産卵数、ふ化率、稚魚・成魚の生残率、性比の値を得た。得られたパラメーターを用いてレスリー行列による個体群存続解析を試みたところ、高度下水処理水曝露区の最大固有値(λ)は1 以上となり、個体群存続可能と評価された。メダカ拡張一世代繁殖試験で得られたデータは、個体群存続評価にも利用できるものと考えられた。
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