作成年度 | 2018 年度 |
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論文名 | 砂堆の伝播速度に着目した掃流砂層表面の速度の推定法 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第63回水工学講演会 |
誌名 | 土木学会論文集B1(水工学) |
巻・号・回 | Vol.74, No.5 |
発表年月日 | 2018/11/25 ~ 2018/11/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国立研究開発法人 土木研究所 水工研究グループ 水文チーム | 小関博司 |
国立研究開発法人 土木研究所 水工研究グループ 水文チーム | 萬矢敦啓 |
ハイドロシステム開発株式会社 | 橘田隆史 |
抄録 |
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本研究では,既往の 2 つの掃流砂量の推定法,1)砂堆の伝播速度 uw を用いた方法と,2)掃流砂層表面の 速度 ub を用いた方法を利用し,水面形状の伝播速度を用いた ub の推定方法の提案を試みている.始めに, 1)が 2)よりも 1 オーダー小さく評価され,砂堆の移動に寄与している掃流砂量は砂堆上のすべてではない ことを示した.この結果より,砂堆上の掃流砂量の評価に ub が欠かせないことが示された.そこで,伝播 速度と ub の関連式を提案し,ub の推定に必要なパラメータは勾配と crest における波高水深比であること を示した.定常において,本推定法の結果は観測結果と±50%の差であり,一番寄与したのは伝播速度の 計測結果であった.また,STVI 法は骨格となる河床形状に応答した水面形状の伝播速度を計測でき,本 手法に適した計測法である事が示された. |