作成年度 | 2018 年度 |
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論文名 | 2016年熊本地震で被災した補強土壁における変状要因の分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第61回地盤工学シンポジウム |
誌名 | 第61回地盤工学シンポジウム |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2018/12/14 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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施工技術チーム | 佐藤登 |
施工技術チーム | 澤松俊寿 |
施工技術チーム | 藤田智弘 |
施工技術チーム | 新田武彦 |
施工技術チーム | 宮武裕昭 |
抄録 |
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道路土工構造物は,適切に設計・施工を行えば緩やかに変形をしつつ安定を保つ構造物である。道路土工構造物の多くは,極限釣り合い法による安定計算を基本としており,変形が生じた際の性能評価が難しいのが現状である。そのため土工構造物の変形を考慮した性能評価手法を構築する必要がある。本報告では,事例の分析を通じて変状形態,変状要因及び力学的な観点から許容しうる変形の程度を明らかにしていくことを目的に,2016年熊本地震で被害を受けた補強土壁を対象に,Newmark法による残留変形解析を実施し,被害の状況と比較した。解析では被害の程度の異なる複数の断面を対象とし,室内試験で得た盛土材の力学特性および補強材の引抜き特性を用いた。解析の結果は実際の壁面変位量と同様の傾向を得た。 |