国立研究開発法人土木研究所

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発表 大型模型を用いた降雨実験による堤体内浸透挙動の検証

作成年度 2018 年度
論文名 大型模型を用いた降雨実験による堤体内浸透挙動の検証
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成30年度土木学会全国大会
誌名 第73回土木学会年次学術講演会講演概要集
巻・号・回 第73回
発表年月日 2018/08/29 ~ 2018/08/31
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質・振動チーム富澤彰仁
土質・振動チーム東拓生
土質・振動チーム石原雅規
土質・振動チーム佐々木哲也
抄録
河川堤防の安全性照査では,降雨と河川水位を外力として与え,非定常浸透流解析によって堤体の浸潤挙動を評価している.降雨は出水前の事前降雨と出水時の本降雨に大別され,事前降雨では,出水前の堤防内の上に凸の浸潤面を表現するために,1mm/hの降雨を一定時間与えるものとされている1).秋場ら2)による,大型模型を用いた降雨・水位上昇実験結果に対する解析的検証では,水位変動のみを対象とした浸潤面の再現は概ね可能である一方,降雨のみによる浸潤面は,実験結果が解析結果より大幅に低い結果となっていることから,設計においては過度に安全側となる可能性が考えられる.そこで,本研究では既往の降雨実験を対象に,土の不飽和特性や透水係数の異方性に着目して,降雨による堤体の浸潤挙動の検証および再現を試みた.
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