作成年度 | 2018 年度 |
---|---|
論文名 | 浸透抑制による要対策土の盛土内利用に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第13回地盤改良シンポジウム |
誌名 | 第13回地盤改良シンポジウム |
巻・号・回 | 第13回 |
発表年月日 | 2018/10/18 ~ 2018/10/19 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
土質・振動チーム | 稲垣由紀子 |
土質・振動チーム | 加藤俊二 |
土質・振動チーム | 佐々木哲也 |
抄録 |
---|
建設発生土有効利用への社会的要請の高まりを受けて,「建設リサイクル推進計画2014」1)が策定され,その一環で建設発生土の官民有効利用に向けたマッチング2)が開始されるなど,対応が進められている。一方で,建設工事において自然由来重金属等を含有する土・岩(自然由来重金属等含有土)や人為汚染土壌,廃棄物混じり土等(以下,要対策土)に遭遇し,対応を迫られる事例も顕在化している。こうした状況においては要対策土でも重金属等による汚染のレベルが低レベルのものについては盛土内部への利用等の安全性を確保したうえでの有効利用が求められるが,利用に際しては地下水への有害物質の溶出や拡散に対する評価や対策が求められる。有害物質の溶出特性は要対策土への水の浸透状況による影響を受ける可能性があるため,盛土内への雨水や地下水の浸透状況の把握が必要である。本研究では,盛土内部への要対策土利用を模擬した盛土に降雨を与える実験を行い,降雨のうち基盤排水層から排水された量,盛土内に保水した量,盛土内に浸透せずにのり面を流下した量を調べるとともに,要対策土部分への雨水の浸透状況を確認した。 |