作成年度 | 2018 年度 |
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論文名 | 礫混合による堤防の浸透によるのり尻からの崩壊抑制効果と強度定数推定 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 堤防技術に関するシンポジウム |
誌名 | 堤防技術に関するシンポジウム |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2018/12/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動チーム | 杉山詠一 |
土質・振動チーム | 石原雅規 |
土質・振動チーム | 佐々木亨 |
土質・振動チーム | 佐々木哲也 |
抄録 |
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浸透により河川堤防がのり尻から進行的に崩壊することが知られている.このような崩壊のメカニズムは徐々に明らかにされつつあり,メカニズムに対応した対策の検討も必要であると考えられる.これまでの検討結果1)から,通常ののりすべり対策と同様に,堤体のり尻付近の強度増加や堤体内水位の低下が有効であると考えられる.その一方で,礫堤防は,漏水等の事象が発生したとしても,陥没やのりすべり等のより深刻な被害に進展しにくいと言われることが多い.そこで本研究では,礫を混合した土(礫混合土)を用いてのり尻付近の堤体の一部を置換する対策方法を提案し,その効果を模型実験により確認した.ここでは,礫混合率の違いによる影響を確認するために小型模型実験と,模型スケールを大きくした場合の礫混合土の効果および堤体内水位状況を確認するための中型模型実験を実施した。また,礫混合土の強度は,一般的な三軸圧縮試験では評価が難しいとされていることから,中型模型実験の結果から円弧すべり計算により逆解析的に強度定数を推定した. |