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発表 模擬堤防における基盤浸透過程のモニタリング

作成年度 2018 年度
論文名 模擬堤防における基盤浸透過程のモニタリング
論文名(和訳)
論文副題
発表会 物理探査学会第138回(平成30年度春季)学術講演会
誌名 物理探査学会学術講演会講演論文集
巻・号・回
発表年月日 2018/05/27 ~ 2018/05/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土木研究所 地質・地盤研究グループ(現 応用地質)木佐貫 寛
土木研究所 地質・地盤研究グループ小河原 敬徳
土木研究所 地質・地盤研究グループ稲崎 富士
土木研究所 地質・地盤研究グループ尾西 恭亮
抄録
堤防で発生するパイピングのメカニズム解明のための基礎実験を実施した。このために、小規模の実堤防の構造に近い盛土を構築した。これは、透水性の高い砂礫を基礎地盤として設置し、その上に2m程度の盛土を作成した。さらに、砂礫層に直接水を流せるように、注水ピットを作成した。今回、注水ピットから水を流し、その浸透を比抵抗・S波速度モニタリングによって観測した。水の動きを比抵抗モニタリングによって観測でき、注水ピット反対側の砂礫終点部及び法尻付近でS波速度の低下を観測した。このS波速度は、間隙水圧の上昇にともなって、せん断強度の低下が生じており、これは地盤が弱体化していることを意味する。堤防で発生するパイピングのメカニズム解明のための基礎実験を実施した。このために、小規模の実堤防の構造に近い盛土を構築した。これは、透水性の高い砂礫を基礎地盤として設置し、その上に2m程度の盛土を作成した。さらに、砂礫層に直接水を流せるように、注水ピットを作成した。今回、注水ピットから水を流し、その浸透を比抵抗・S波速度モニタリングによって観測した。水の動きを比抵抗モニタリングによって観測でき、注水ピット反対側の砂礫終点部及び法尻付近でS波速度の低下を観測した。このS波速度は、間隙水圧の上昇にともなって、せん断強度の低下が生じており、これは地盤が弱体化していることを意味する。
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