作成年度 | 2018 年度 |
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論文名 | 10~100Hz領域における表面波リーケージモードの計算 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 物理探査学会第138回(平成30年度春季)学術講演会 |
誌名 | 物理探査学会学術講演会講演論文集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2018/05/27 ~ 2018/05/30 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 地質・地盤研究グループ | 西澤 修 |
防災科学技術研究所 | 齊藤 竜彦 |
土木研究所 地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
抄録 |
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表面波の散乱は地下構造推定に用いられている。地表部が舗装路面や締固めを受けていると地表面付近は下部土壌層より地震波速度が大きい。正規モードには周波数の増加に伴い位相速度が大きくなる逆分散が部分的に現れる。逆分散の出現と観測分散曲線との比較は地下構造推定に役立つ。正規モードの計算では、位相速度は最下層のS波速度を越えることはできない。これは、表面波を構成する波の振幅が深度無限大でゼロになることによる。最下層のS波速度より大きい領域での分散曲線はリーケージモードである。リーケージモードは表層を伝わる高速のS波によって生起するが、水平方向への伝播中にエネルギーを下方に逃がす。ここでは 10-100 Hz の帯域での正規モードとリーケージモードの分散曲線を計算した。この周波数領域は地表震源を用いる能動的地震波探査で使われるため重要であるにも関わらず、これまであまり調べられていない。 |