作成年度 | 2019 年度 |
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論文名 | 建設機械から排出される温室効果ガスの亜酸化窒素およびメタンの研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所資料 |
巻・号・回 | 第4385号 |
発表年月日 | 2019/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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先端技術チーム | 新田恭士、吉永弘志 |
抄録 |
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窒素酸化物NOx の後処理装置SCR を搭載した油圧ショベル4 台およびSCR 非搭載の油圧ショベル3 台の排出ガスをフーリエ変換赤外分光光度計FTIR で測定し, 以下を明らかにした. (1) メタンCH₄の温室効果ガスとしてのシェアは, 全7 台で0.1 %未満であり, 亜酸化窒素N₂O の温室効果ガスとしてシェアは, SCR 搭載車で2.7%,SCR 非搭載車で0.45%であった. これらの測定値はオンロード車の文献値と同程度であった. (2) 排出ガス規制の対象となっているNOx, CO, および非メタン炭化水素NMHC の測定値が, エンジン単体の台上試験で定められた規制値と整合していることを確認し,2006 年, 2011 年, および2014 年の排出ガス規制に対応した建設機械を使用する条件でのユニット ( 工種 ) 別の排出原単位を算定した. (3) 建設機械もオンロード車と同様に排出ガスの測定よるカーボンバランス法で燃料消費量を測定できる. |