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 RC床板の複合劣化損傷対策技術に関する研究

作成年度 2020 年度
論文名 RC床板の複合劣化損傷対策技術に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 共同研究報告書
巻・号・回 第540号
発表年月日 2021/03/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地土木研究所 寒地構造チーム 中村拓郎
抄録
橋梁床版においては輪荷重走行による疲労と凍害やASR 等の影響による複合作用によって劣化損傷が顕在化している。既設橋梁の長寿命化に向けては、メンテナンスサイクルの確実な実施が必須であるが、主要部材であるRC床版の劣化損傷特性に応じた定量的な性能評価手法が無く、補修・補強の要否や緊急度の適切な判断ができていない。また、劣化損傷特性を踏まえた適切な補修補強技術等も確立されていない状況にある。本研究では、輪荷重走行試験等による複合劣化損傷メカニズムの解明に向けた実験的検討や、衝撃荷重載荷装置等を活用した曲率による劣化度評価の検討を行うとともに、実橋床版等を対象にした材料~ 部材レベルでの載荷試験を通して、凍害・ASRに起因する層状ひび割れが床版の構造性能に及ぼす影響を示した。また、低弾性係数の補修材による断面修復効果やCFRP による劣化床版の延命化効果の検証を行った。
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