作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | プレキャストアーチカルバートの限界状態の評価に関する共同研究報告書-2ヒンジ式及び3ヒンジ式プレキャストアーチカルバートの正負交番載荷実験- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第492号 |
発表年月日 | 2017/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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構造物メンテナンス研究センター | 石田雅博、篠原聖二、宇佐美惣、吉田英二、篠原慎八、久保田伸一 |
抄録 |
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組立式のプレキャストアーチカルバートである2ヒンジ式アーチカルバート工法と3ヒンジ式アーチカルバート工法は、道路土工カルバート工指針における従来型カルバートの適用範囲外の構造となる。そのような構造の場合,地震時の限界性能を評価するためには,構造物自体の地震時挙動を把握しておくことが必要となる.本研究は両方のヒンジ式アーチカルバートの耐震性能の評価手法を確立することを目的として,模型供試体を用いた正負交番載荷実験を行った.その結果,2ヒンジ,3ヒンジ式アーチカルバートのいずれも変形能は兵庫県南部地震の非液状化地盤で確認された1%弱のせん断ひずみに対し安全で,かつ設計指針から安全の目安とした層間変形角2%を上回る変形能を示した.また,それらのヒンジの回転性能は終局に至るまで損なわれることはなかった. |