作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 技術試験衛星Ⅷ型(ETS-Ⅷ)を用いた災害対応センサデータの伝送実験に関する共同研究報告書 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第454号 |
発表年月日 | 2013/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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火山・土石流チーム | 石塚忠範、山越隆雄、能和幸範、木佐洋志 ほか |
抄録 |
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独立行政法人土木研究所と独立行政法人宇宙航空研究開発機構は、「技術試験衛星Ⅷ型(ETS-Ⅷ)を用いた災害対応センサデータの伝送実験」に関する共同研究契約に基づき、通信手段確保が困難な活火山火口付近での火山噴火に伴う大量降灰等を監視することで、災害の発生予測や減災に資するため、監視データを収集する災害対応センサから得られたデータをETS-Ⅷ衛星回線経由で配信可能であることを実証するための実験を行った。桜島における現地通信試験の結果、1 時間間隔の観測は100%、10 分間隔の観測は約95%が成功した。降灰量、降雨量等の情報収集を目的とする大規模土砂災害対応に十分に対応可能であることが明らかになった。今回の試験では、通信試験期間中に大きな噴火や雨がなかったことから、降灰時や豪雨時における通信状況の確認がとれなかった。また、通信端末と自動降灰・降雨量計の間のインターフェースにも改良の余地があることが明らかになった。今後の課題である。 |