作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 高力ボルト摩擦接合継手の設計法の合理化に関する共同研究報告書 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第428号 |
発表年月日 | 2012/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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構造物メンテナンス研究センター | 村越潤、遠山直樹、梁取直樹、澤田守、大嶽敦郎、石澤俊希 |
抄録 |
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土木研究所CAESARと大阪市立大学は、平成21年度から共同研究「高力ボルト摩擦接合継手の設計法の合理化に関する共同研究」を実施し、厚板鋼板を用いた高力ボルト摩擦接合継手を対象として、厚板・多列となる継手の適用を前提とした設計法に関する実験的・解析的検討を行ってきた。 本報告書は、接触面に無機ジンクリッチペイントを塗装した高力ボルト摩擦接合継手のすべり耐力試験およびFEM解析の結果をまとめたものである。すべり耐力試験では、厚板化や多列化、フィラプレート、肌すき、塗膜厚などが与える影響について明らかにした。FEM解析では各種構造諸元についてパラメトリック解析を実施し、厚板鋼板の高力ボルト摩擦接合継手の荷重伝達機構について明らかにした。また、既往のすべり耐力試験結果も含めて、設計すべり係数に関する整理分析を行い、摩擦接合継手の設計法に関する現行規定の見直しについて提案を行った。 |