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 コンクリート構造物の凍害劣化予測手法に関する研究

作成年度 2011 年度
論文名 コンクリート構造物の凍害劣化予測手法に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 共同研究報告書
巻・号・回 第426号
発表年月日 2011/12/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
耐寒材料チーム田口史雄、林田宏、遠藤裕丈
抄録
超音波伝播速度等の劣化度指標と力学特性および拡散係数などの材料物性との関係の検討を行った結果、超音波伝播速度と圧縮強度および拡散係数は高い相関関係にあり、超音波伝播速度を変数にとった式により実構造物、室内促進試験とも共通的な評価が行えることが明らかとなった。また、コンクリート構造物の凍害劣化に影響を及ぼす部位毎の含水状態を把握するため、小型温湿度センサーを用いて、実構造物のコンクリート中の温湿度の測定を行った結果、コンクリート中の温湿度は部位条件や積雪等の環境条件で異なることが分かった。さらに、得られた温湿度データを用いて、ASTM相当サイクルによる劣化予測を行い、水分の影響等に関する検討を行った結果、室内促進試験と実構造物の水分条件の違いなどのため、凍結融解による損傷量等に差があり、予測の劣化速度が実際よりも速いことが分かった。この劣化速度の差を補正するため、部位毎の水分条件補正係数を示した。
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