作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 自然由来の重金属による汚染岩石の地盤汚染対策工に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第420号 |
発表年月日 | 2011/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地基礎技術研究グループ防災地質チーム | 伊東佳彦、日下部祐基、岡崎健治、田本修一、中川伸一 |
抄録 |
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本研究は、合理的・経済的な重金属汚染対策工法の構築を目的として、砒素が溶出する岩石を用いた覆土による重金属汚染対策工法に関する実験的な検討を行った。試験の内容は、覆土材料を重金属移行抑止層として敷土に用いた場合、その有効性を評価するための吸着試験、逐次溶出試験であって、これらの結果をもとに敷土底部より漏洩する砒素の溶出・拡散評価を行った。その結果、覆土材料に使用した床堀土及び購入度は、砒素の吸着能を有し、砒素の固液相関濃度をヘンリー式で仮定することにより、砒素漏洩濃度の低減が可能であったことから、現地発生土の吸着効果を利用した処理対策が有効であることが明らかとなった。 |